CD『日々、としつき』

結成23年、1stアルバムから21年、初のフランスツアーから17年。
今、6年ぶりの6thアルバム『日々、としつき』がここにあって、すべてが宝物。
24年目も『ビッグでピンク、チープでグレート!』のパスカルズです。


23年間、僕がパスカルズでやってきたことって何だろう。

演奏が始まると、体がゆらゆらと動いて楽しかったり、悲しかったり、映像が見えたり、言葉にできないこと。

はらはらと気持ちがほどけて、色々なことがどうでもよくなってワーッとなって、
それでも何か綺麗なものが空中のどこかにあって、それに向かって行くような感じ。

「近づけた」と思ったり、「近づけない」と思ったり。ずっとそんな繰り返しをやってきたと思う。
ーロケット・マツ

  • CD『日々、としつき』
  • 発売日: 2018年9月30日
  • 監修: 関島岳郎
  • PASK-0008
  • 2,800円(税別)
    各ライブ会場販売と、オフィスロケッタ通信販売につきましては(税込3,000円)にて販売させていただきます。
  • JANコード 4580197860084
  • 発売元: オフィスロケッタ
  • 販売元: 株式会社メタ カンパニー(03-5273-2821) http://www.metacompany.jp/
★9月20日(木)よりオフィスロケッタ通信販売を開始致します。

初回限定100枚につき、ささやかですが通販プレゼントを用意しました。
購入方法は ORDERコーナーをご覧下さい。
http://www.pascals.jp/order.html

2021年5月19日よりストリーミング配信、ダウンロード販売スタート!
https://ssm.lnk.to/TaT

収録曲 / 試聴

  1. いのち(作曲:ロケット・マツ)
  2. (作曲:金井太郎/補作曲:伏見 蛍) *1
  3. 画集(作曲:ロケット・マツ)
  4. ガタタンロード(作曲:金井太郎) *2
  5. リボン4拍子(作曲:ロケット・マツ) 
  6. ハートランド(作詞・作曲:オクノ修)
  7. ニンボ(作曲:横澤龍太郎)
  8. 花火(作曲:ロケット・マツ あかね) *3
  9. りんごりんご(作詞・作曲:ロケット・マツ) Ⓒ2018 by HORIPRO INC.
  10. 野のなななのか(作詞:石川浩司/作曲:ロケット・マツ あかね) *4
  11. WONDER(作曲:ロケット・マツ) *5
コーラス
  • 大林宣彦 on 10. 野のなななのか
  • 夏秋文尚 on 6. ハートランド
曲の注釈

今回は演劇・映画などに使用された曲も多く収録されています。

*1
舞台『祈りと怪物〜ウィルヴィルの三姉妹〜』挿入曲。シアターコクーン・オンレパートリーとして、2012〜13年に上演されたケラリーノ・サンドロヴィッチ書き下ろし作品。本人と蜷川幸雄演出の舞台が続けて上演され、「演出バトル」としても話題になった。パスカルズは、KERAバージョンの音楽を担当。一部のメンバーは生演奏で出演した。
*2
映画 『野のなななのか』挿入曲。2014年公開の大林宣彦監督作品。北海道芦別市を舞台に描かれた人間ドラマは、「この空の花――長岡花火物語」(2012年)の姉妹編ともいえる。第6回TAMA映画賞、第29回高崎映画祭の最優秀作品賞を受賞。タイトルの「なななのか」は四十九日の意。パスカルズは主題曲と挿入曲を担当し、野の楽士としてメンバー全員が出演した。
*3
映画 『この空の花―長岡花火物語』挿入曲。2012年公開の大林宣彦監督作品。1945年の長岡空襲から長岡花火への流れを3.11後の視点で描き、2011年夏に撮影された。メンバーの石川浩司は山下清役で出演。パスカルズは大団円シーンの挿入曲を担当、一部メンバーは出演、演奏をした。第4回TAMA映画賞最優秀作品賞を受賞。
*4
映画 『野のなななのか』主題曲。
*5
短編アニメーション 『WONDER』表題曲。抽象短編アニメーションで世界に知られる水江未来監督による365秒の作品。2014年公開。8760枚の連続した手書きの絵で構成されている。パスカルズは表題曲を担当。ベルリン映画祭2014に正式ノミネートされたほか、仏アヌシー国際アニメーション映画祭音楽賞、CANAL+賞、キプロス国際アニメーション映画祭特別賞など受賞多数。また、『WONDER』を含む水江監督作品のノンナラティブ・アニメーションムービー『WONDER HULL!!』は、30か国200を超える映画祭で上映されている。

※試聴は準備中です。

CD『日々、としつき』発売に寄せて...

《パスカルズゆかりの方々にコメントを頂きました!ありがとうございます!》

常盤貴子(女優)

「音」が踊っている。楽しそうに。自由にあっちへ、こっちへ。
パスカルズは、いつも『音楽』の原点に気づかせてくれる。
今回の新アルバムでは、「音」に映画「野のなななのか」の思い出という、更なる想像の羽が付いてしまうから、どこまでも音旅を楽しんでしまう。
危ない。でも・・・好きになりそう。

しりあがり寿(漫画家)

ボクの頭の中では、パスカルズはいつもお花畑の中で演奏している。ただのお花畑じゃない、不思議で怪しい毒もあれば妖精も潜むやばいお花畑だ。パスカルズの音色はいつだってここではないどこか、忘れられたような懐かしい場所から聞こえてくる。それを聴くたびに笛を吹きたくなる。細い木の枝から作ったちょっとだけ色の塗ってある小さな笛を吹きたくなる。

渋谷毅(ピアニスト)

パスカルズを聴いているとどこかに旅してる気分になる。そこがどこなのかわからないのは旅の途中だからかも知れないけれど、旅とはそういうことをいうのだから目的地はどこでもいい。
いろんな風景があって、いろんなことがあって、そうしたことの記憶が一つひとつのフレーズから聴こえてくる。あれ、こんなことがあったっけ、などとまだ知らない世界にびっくりしながら。

峯村リエ(女優)

初めて「花火」を聴いた時の衝撃は忘れられません。 演奏しているパスカルズの皆さんが目の前にいらっしゃるのに
私の目と脳の中に映し出されていたのは 細く小さな閃光をパチパチという静かな音を立てて燃えている一面の花火でした。 赤とオレンジと金色でした。 パスカルズさんの音楽は必ず映像が浮かびます。 でもそこには蝶や犬や猫やらはいるのですが あんまり人間は出て来ません。 みなさんもちょっと覗いてみてください。

大倉孝二(俳優)

一曲ずつ、情景を思い浮かべながら聴いてみたが、間違いでした。窮屈だった。
ここにある音楽がイメージそのものなんだと思った。
ドラマチックだ。
もっとずっと。

関島岳郎(音楽家)

パスカルズの音は強い。
優しいけれど強い。
ひとつひとつの音が弱くても強い。
強いけれど気負いもおごりもなく自然体だ。
だから強い。

植村昌之(絵描き・ミュージシャン)


十代の後半に出会ってから、いつも身近にいたので、あらためて語るのは照れ臭いけれど、僕にとってパスカルズは、
今までもこれからも、近くて手の届かない大切な目標であり続けるだろう。
パスカルズの音楽には風を感じる。涼しくて乾いたゆるやかな風、湿度を含んだ強い風。色んな風が吹いている。弦と弓がこすれる音、リコーダーに息を吹き込む音、アコーディオンの蛇腹や太鼓の椅子の軋みまで、そんな小さな音も含め、様々な音がステージを渦巻き、客席へ心地よく吹いてくる風になる。
パスカルズの「日々、としつき」が詰まった新しいアルバムが完成した。
夏の終わりの夕暮れに、イヤホンから流れるパスカルズの風に吹かれて歩いていたら、なんだか涙が出そうになりました。

イベント情報

  • 2018年9月8日(土)京都 磔磔にて、先行発売
  • 2018年9月9日(日)大阪 Rainbowhillにて、先行発売
    2018年10月16日(火)吉祥寺 曼荼羅にて、< musica da Leda 公開生放送!第286夜 > 『パスカルズのメンバーが語る NEWアルバム「日々、としつき」』
  • 2018年10月30日(木)横浜 THUMBS UPにて、アルバム発表ライブ

メディア情報