CD『17才』

国内盤オリジナルアルバム5作目、ボーカル曲2曲を含む全10曲収録
『17才は、優しく旋律的で、時に過激で、空に浮かぶ雲のようにふわふわと動き始める』

あたらしいアルバム「17才」ができました。
2010年の暮れから、2011年初頭にかけて録音した物ですが、
2011年3月11日の震災で制作が全くストップしてしまい、
半年ほど何もせずに過ぎてしまいました。
2011年の暮れから再び動き出して、ようやく完成。
時間的には、ずいぶんかかったアルバムという事になります。
パスカルズ17才の音たち、みなさんぜひ聴いてくださいね。
ロケット・マツ

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  • PASK-0007
  • 定価 2,940円 (税抜価格 2,800円)
  • マスタリング: 久保田麻琴
  • ジャケットイラスト: 永畑風人
  • 発売日: 2012年9月2日(日)
  • 発売元: オフィス・ロケッタ
  • 販売元: (株)メタ カンパニー(03-5273-2821) http://www.metacompany.jp/

収録曲 / 試聴

  1. てぶくろ(作曲 関島岳郎)
  2. かもめ(作曲 ロケット・マツ)
  3. Abi Divi(ラトビア伝承曲)
  4. (作曲 ロケット・マツ)
  5. 6月の雨の夜、チルチルミチルは(作詞・作曲 友部正人)
  6. マボロシ(作曲 坂本弘道)
  7. アリア(J.S.Bach作曲『マタイ受難曲』〜「わが心よ,おのれを潔めよ」より)(作詞 あかね)
  8. El Don Gavacho(作曲 金井太郎)
  9. 魔法(作曲 ロケット・マツ)
  10. 遠く(作曲 ロケット・マツ)

※試聴は準備中です。

CD『17才』発売に寄せて...

《パスカルズゆかりの方々にコメントを頂きました!ありがとうございます!》

大林宣彦(映画作家)

……福音だあ!
最初の一音が聴こえた時、そう叫んだ。
涙がぐしょぐしょ溢れ出し、飛切りの笑顔で、優しい気持に、では言い尽くせない、
……優しくなろうね、と自分に約束した。
そうだ、それだった。
今、僕たちに一番必要な、それは勇気!
有難う。僕は生きてゆきます。
 パスカルズ、
 17才。
傷付き易いよね。
……傷付き合って、許し合って、愛を覚えてゆくんだね。
 ああ、福音だ。
 お目出度うございます。

ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ナイロン100℃ / ケラ&ザ・シンセサイザーズ)

(たぶん)もはや世界の宝であるパスカルズからの待望の新作。
大切に聴いて、いちいち引き出しにしまいたくなる。
あの沢山のメンバー全員で、あーでもないこーでもないやってる感じが、たまらなく好き。

久保田麻琴(プロデューサー)

ホドロフスキーの映画、EL TOPOをすぐに思い出した。映像が見えてしょうがない音楽。
サントラが先行する映画が世の中にあっていいんじゃないかな。

Philippe LEVY(フィリップ・レヴィ)
フランス「RUN PRODUCTIONS」スタッフ、パスカルズの海外ツアーマネージャー

『パスカルズと同じ17才になった気分』

ミュージシャンのグループで17年間活動を続けるなんて、すごいじゃないか。
これだけの個性と感性の集まりが、ずっと一緒に演奏して来たって事は、
めったにないステキなことじゃないか!
アーティストやミュージシャンの活動の長さは、必ずしも創造力や
新しい物を作る発想力には結びつかない、とよくいわれる。
でも、このアルバムを聴くと、そんな話を忘れるくらい、ただ没頭してしまう。

過去のアルバムと同じように、僕たちはまた彼らの音楽に身をゆだねる。
耳慣れているようだが、時としてすごく風変わりな音で作られた、独特で
どこか懐かしい音楽に…。
ライブでのパスカルズは、心地よさとやわらかな熱狂、ユーモアを感じさせるが、
それはこのアルバムでも同じだ。
ブラボー、パスカルズ!
バイオリン、チェロ、などの弦楽器から、
ミュージックソー、カズーまで種々雑多な楽器が音を奏で始める。
やさしく静かなムードから、ユーモア交じりの
たたみかけるようなテンションへと移り変わって行く。
時に危なっかしく、時には巧みなソロ演奏。
時にシンプルで、時には凝ったアレンジ。
パスカルズのポエティックでナイーブな世界に浸る。

そこにはユーモラスで繊細な天真爛漫さと喜びがあふれていて、僕たちは
ゆっくりと現実世界の束縛や建前から解き放たれる。
夢中になって、他のことを忘れてしまうくらい、パスカルズとなら何でもやってみたくなる。
全てを受け入れたい。人にやさしくありたいし、分かち合いたいと思う。
感受性が豊かになってきて、希望が見えてくる。
世界はこんなにも美しくなれるのだと。
すべてが可能に思えてきて、世界が穏やかで、清々しく、発見に満ちた、心地良いものとなる…。

パスカルズと同じ17才になった気分だ。 彼らと共に永遠の17才であり続けよう!!

(日本語訳: 村松 香里)

イベント情報

  • 2012年8月21日(火)下北沢GARDENにて、先行発売ライブ
  • 2012年10月1日(月)京都 磔磔にて、CD発売ライブ

メディア情報

  • 2012年8月5日(日)、6日(月)、TOKYO FM「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」に出演。
    http://www.musicbird.jp/
    番組名「トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ」
    パーソナリティ: 田中美登里
    ゲスト: パスカルズ(ロケット・マツ、松井亜由美、大竹サラ、あかね、うつお)
    テーマ: 17才のパスカルズ
  • ナタリー - パスカルズが友部正人カバー含むアルバム「17才」リリース
    http://natalie.mu/music/news/75171
  • パスカルズ - 17才 / Ryan Teague - Field Drawings | Pascals、ライアン・ティーグ | ele-king
    http://www.ele-king.net/review/album/002367/